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1億円への道

24枚の時間予算と、13週間の実験計画

机の上に、100円玉を24枚並べた。

1枚を1時間として、眠る時間、食べる時間、学校や仕事の時間を一枚ずつ脇へ動かしていく。最後に残った4枚を見て、子どもは歌とピアノを選んだ。

あの場面で分かった。時間管理は、予定表を埋める技術ではない。限られた24枚を、何に渡し、何から引き上げるかを決めることだ。

僕はこれまで、朝ラン、ポイント活用、端末の買い替え、AI、コミュニティ、SNSと、前へ進めそうな方法を一つの記事へ詰め込んできた。でも、方法を増やしても時間は増えない。むしろ、選択肢が増えるほど今日の一手がぼやけた。

そこで旧実験ログ6本を解体し、今も使える部分だけを「24枚の時間予算」と「13週間の実験計画」にまとめ直す。

24枚を並べると、自由時間の正体が見える

最初にすることは、理想の予定をつくることではない。すでに使っている時間を24枚に戻すことだ。

  • 睡眠
  • 食事と身支度
  • 移動
  • 本業と家事
  • 家族との時間
  • 回復のための余白

ここを先に置く。余った時間だけが、事業、学習、運動、発信へ使える時間だ。僕の場合、やりたいことを全部入れた瞬間に破綻するのは、能力が足りないからではなく、同じ一枚を複数の予定へ渡していたからだった。

時間がないのではなく、まだ配り先を決めていない一枚と、二重に使おうとしている一枚がある。

24枚すべてを予定で埋めない。急な連絡、体調不良、家族の用事、考えがまとまらない時間は必ず来る。僕は最低でも2枚分を「何も約束しない余白」として残す。余白は怠けではなく、計画を壊さないための保険だ。

1年ではなく、13週間だけを設計する

1億円は長期目標だ。ただ、長期目標だけでは今日の仕事を選べない。そこで約3か月を一つの区切りにする。

13週間で置くのは、多くても3つの成果だ。行動量ではなく、終了時に確認できる状態で書く。

曖昧な目標確認できる状態
営業を頑張る受注から納品まで一つの流れを完了する
ブログを育てる基幹記事を10本に絞り、相互に接続する
AIを使いこなす人間が承認する工程を含む作業手順を1本残す

今週の予定は、その3つのどれかへ接続するものだけにする。接続しない仕事は、悪い仕事とは限らない。ただ、今期にやる理由がない。

毎週見るのは、四つだけ

  1. 今週、何を終わらせたか
  2. 何に予定以上の時間を使ったか
  3. 止めるものは何か
  4. 来週の最重要な一手は何か

できなかった理由を人格の問題にしない。予定より時間がかかったなら、見積もりか工程が間違っていた。毎回同じ場所で止まるなら、意志ではなく環境を変える。

環境は、詰まっている一か所だけ変える

環境設計は、道具を買い替えることではない。行動が止まる摩擦を一つ減らすことだ。

  • 物理:必要なファイルや道具へすぐ届くか
  • 時間:考える仕事と連絡対応が混ざっていないか
  • 関係:誰の確認待ちか、次の担当が曖昧ではないか
  • 情報:判断に必要な事実と、ただの候補が混ざっていないか

四つを一度に直さない。今週いちばん時間を奪った摩擦を一つ選び、次週だけ変えてみる。改善したかは、気分ではなく、完了までの時間や手戻りで見る。

AIは目的地を決めない

AIは、調査、整理、下書き、比較、確認の速度を上げられる。今も僕はCodexを使い、記事とサイトを整え、仕事の工程を短くしている。

ただし、AIに24枚の配り先は決めさせない。誰と過ごすか、どの仕事を引き受けるか、何を顧客へ約束するか、どの数字を公開するかは僕が決める。AIはカーナビに近い。目的地を入れれば経路を提案できるが、どこへ行くべきかの責任までは引き受けない。

この境界を曖昧にすると、処理量だけが増える。僕がAIで7日間に100記事をつくった失敗も、まさにそれだった。速く進んだのに、届ける価値を決めていなかった。

今の僕が13週間で確かめること

半年前より前に10万円の案件を一つ納品した。現在は会社をつくり、ココナラで2案件が進んでいる。次の13週間で確かめたいのは、仕事を増やせるかではない。受注から納品まで、品質を落とさず繰り返せる流れを一つ残せるかだ。

  • 進行中の2案件を、約束した範囲で納品する
  • どこで手戻りが起きたかを記録する
  • AIへ任せた工程と、人間が判断した工程を分ける
  • 次回も使える手順を一つ残す

停止条件も決める。睡眠を削る、顧客への確認が雑になる、家族との約束を連続で崩す。このどれかが起きたら、案件数ではなく工程を見直す。

今日やることは、24枚を並べるだけでいい

立派な計画表はいらない。紙に24個の丸を書き、今日すでに使い道が決まっている時間を塗る。残った丸のうち、一つだけを、いちばん進めたいことへ渡す。

大きな夢は、その一枚を何度も同じ方向へ渡した先にある。僕も1億円までの距離を一気に埋めることはできない。だからまず、次の13週間を終わらせる。

この実験の現在地はMoney Journeyの「はじめに」と、最新のJourney Reportで更新する。

更新履歴
2025-09-21:実験ログとして初版公開
2026-07-18:旧実験ログ6本から、時間予算・13週間計画・環境設計を統合して全面改定

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