今読んでいるこのページは、Codexと一緒に作ったWordPressテーマで表示されている。
テーマ名は「Sekiora One」。これまで使っていたSWELLやAFFINGERのような既製テーマへ少し手を入れたのではなく、自分のブログ用に一から作った。今のところ、売ることは考えていない。自分用だ。
現在のバージョンは0.5.7。最初の0.1.1から、更新は21回になる。
最初に出てきたテーマを見て、「何だこれ」と思った。そこから21回直した。
きっかけは、「これ、自分でできるじゃん」
もともと、このブログは2023年につくった。3年くらい止まっていたけれど、会社をつくるタイミングで、また更新しようと思った。
最初は、WordPressテーマまで作るつもりではなかった。記事を直し、カテゴリーを整理し、トップページを見ているうちに、「このテンプレートも、自分で改修できるんじゃないか」と思った。
コードを自分で全部書けるわけではない。でも、どんなブログにしたいか、今の何が嫌か、次にどこを直したいかは言える。
それなら、Codexへ伝えながら作れる。バイブコーディングと同じだと思って、やってみた。
最初のデザインは、かなりAIっぽかった
最初に出てきたものは、動いてはいた。検索エンジン向けの基本設定と、テーマを調整する画面もあった。
ただ、デザインはかなりAIっぽかった。淡い色のカードが並び、角が丸く、どこを見ても同じ強さだった。
そこで、資産や会社の記録を読むブログとして、何が足りないかを一つずつ見た。濃い色と明朝体を足してみたら、今度は高級誌っぽさが強すぎた。実用的な記事を読ませたいのに、装飾が前へ出てきた。
良くしたつもりの変更が、別の場所を悪くする。静止画で格好よく見えても、本当の記事を入れると長いタイトルが4行になり、目次の階層が崩れ、関連記事に関係の薄い記事が混ざった。作るより、使って直す時間の方が長かった。
0.1.1から0.5.7まで、21回直した
0.1.1では、テーマとして安全に動く土台を作った。0.2系では、色や文字、幅を選べる設定を増やした。0.3では資産形成メディアらしい見た目を試し、0.4では記事の読みやすさへ戻した。0.5では、今の紙面に近いデザインへ入れ替えた。
そこからも終わらなかった。長い記事タイトルをPCで2〜3行、スマートフォンで4行以内に収める。見出しの罫線を設定どおりにする。目次の親子関係を崩さない。検索エンジン向けの設定を重複させない。カテゴリーを決めた順番で表示する。本文からリンクした記事を、関連記事でも優先する。
直近の0.5.7では、記事の最後に入れていた決まり文句を消した後に残った空の罫線を直した。原因は記事ではなく、タグが0件でも空のフッターを出していたテーマ側だった。
こういう問題は、最初の生成画面だけを見ていても分からない。本物の記事を入れ、PCとスマートフォンで見て、管理画面から設定し、また戻して初めて出てくる。21回という数字は、自慢というより、一発生成では完成しなかった回数だと思っている。
テーマを作ったら、投稿まで任せられた
21回直して、ようやくこのブログで使えるテーマになった。そこで次にCodexへ任せたのが、記事を載せる作業だった。投稿画面へ文章を入れ、見出しを設定し、抜粋や検索結果向けの説明を入れて、保存するところまで任せている。
文章の材料は僕が出す。今回も音声で話した内容が始まりだった。Codexと一緒に記事へ整え、必要に応じてClaudeにも「人の言葉になっているか」を見てもらう。事実と公開範囲を僕が確認し、OKを出した後、Codexがブラウザを操作する。
だから、「僕は投稿していない」という言い方になる。正確には、何を公開するかは僕が決めている。でも、WordPressへ貼り、設定し、保存する作業は僕がやっていない。
しかも、WordPressのAPIへ専用の連携を作ったわけではない。ログイン済みのブラウザで、人間が触るのと同じ投稿画面を操作している。
以前の僕なら、自動投稿のためにAPIを調べ、認証をつなぎ、専用の処理を作ろうとしていた。今は、画面でしかできない作業でも、そのまま任せられる場面が増えた。
同じやり方は、アンケートツールの分岐設定でも使えた。何を聞き、どこで分岐するかは僕が決める。選択肢を貼り、画面へ設定する作業は任せた。任せた部分は、どちらも同じだ。
「AIで記事を書く」から、作業ごと任せるへ
最初は、「CodexとClaudeで記事を書きました」という話をするつもりだった。でも今は、記事を書くところだけではない。載せる場所を作り、本物の記事を入れて直し、投稿画面へ入れ、公開後に崩れていないか確認するところまで、一つの作業としてつながり始めている。
作業をAIへ渡すほど、人間の仕事は「何をやるかを決めること」と「これでいいかを確認すること」へ寄っていく。
何でも自動で任せればいいとは思っていない。顧客情報、公開範囲、契約、数字、最終確認は人間が持つ。ブラウザを操作できるからこそ、どこまで任せるかを先に決める必要がある。
このブログも、テーマを作って終わりではない。記事を増やし、変なところを見つけ、また直す。noteなどとの連動もできると思うけれど、まずは一つずつ進める。
今読んでいるこのページが、21回直したテーマと、ブラウザ投稿の結果そのものだ。





